名前が先か個性が先か【僕のヒーローアカデミア】
最近ヒロアカのアニメを見始めました。
ヒロアカ見たことある人なら一度は持つ疑問について考察していこうかと思います。
4歳くらいから個性発現するわりには名前と個性に関連性ありすぎじゃね?
って思いますよね?
ヒロアカはもう結構続いている作品なので、この疑問に関する公式見解が出ているかもしれませんが、そういうものを全く見ずに考えていきたいと思います。
それなりに長文になってしまったので、まとめ部分の最初を太字にしておきました。
前置きのいらない方はそちらからご覧下さい。
ではいきます。
まず1−Aの瀬呂範太君に関して考えてみます。もちろんこの瀬呂範太君は、瀬呂家に生を受けて父親と母親が色々考えた結果、範太という名前をつけられました。
その後範太君はすくすく成長し、4歳くらいで肘から透明っぽい粘着テープを出すという個性が発現するのです。
もし個性が遺伝によって発現するものならば、これは少し出来すぎのように感じます。偶然名前と関連のある個性が発現したのでしょうか?
もうひとり、1−Bに泡瀬ようせつ君という子がいます。個性は溶接です。
これはもう偶然とは言えません。名前と個性にはあきらかな繋がりがあるようです。
1−Aに爆豪勝己君という子がいます。爆豪勝己君は手のひらからかく汗が爆発する個性を持っています。そして、前述した蛙吹梅雨ちゃんは、蛙っぽいという個性。この二人の共通点は名前全体ではなく、名字から個性が発現している事です。
次に同じく1−Aの常闇踏陰君を例に考えます。常闇踏陰君は、頭が鳥になっているタイプの子です。
では個性は鳥化かというとそんな事はなく、人格のある喋る影を生み出すというものです。影は鳥の形をしている事が多いようですが、能力としては影の形は自由自在でデフォルトが鳥人間だから鳥の形をしているにすぎないと考えていいでしょう。
逆に考えれば、常闇君は鳥っぽくなるという個性と影を生み出す個性の両方を兼ね備えていると言えるでしょう。
2つの個性を持っていると言えば、轟焦凍君。炎の個性を持つ父親と氷の個性を持つ母親の間に生まれたので、炎と氷の両方を使える個性を持っています。
そこから考えるに、常闇君の親のうち片方は鳥っぽくなる個性を、もう片方は闇っぽい個性を持っていたと考えられます。
ここから考察出来ることは、個性の遺伝と名前の関係にはパターンがあるという事です。
①名字+名前が個性になっているパターン
②名字が個性のパターン
③親の両方の個性が遺伝しているパターン
④例外(無個性の主人公など)
なぜ轟君が半熱半冷という二つを含有した個性名なのに対し、常闇君は黒影(ダークシャドウ)といういかにも影のみが個性であるかのような名付けられ方なのでしょうか?
これは二人の名前を見ることでうかがい知る事が出来ます。(名前は親が子供にこうなって欲しいという願いを込めて付けたものという前提でお話します。)
轟君の名前は焦凍と言います。炎と氷の両方を使えるようにとの願いを込めて付けられた事が分かります。対して常闇君は踏陰という名前です。親のどちらか(おそらく結婚前の名字が、常闇では無いほう)が鳥の個性を持っているにも関わらず、鳥らしい痕跡は名前の中に見当たりません。推察するに鳥の個性を持っている方の親は鳥の個性を遺伝させたくなかったのだと考えられます。
4歳の子が個性を発現した時にはその個性を名付け、自治体に登録する必要があります。その個性の名付けは親がするのではないか?だとするならば、常闇君の個性の名前の中に鳥らしさが見受けられないのは、親が遺伝したことを認めたくなかったからだと考える事が出来ます。
だいぶ長くなってしまったのでここまででわかっている事をまとめます。
個性と名前に関する順番はこうなります。
個性の遺伝子を持って生まれる
↓
名前をつけられる
↓
個性発現
↓
個性に名前がつく
この順番から推察出来るのは
「個性は、あらかじめ遺伝的に持って生まれた種を親からの期待や自分の希望(名前や育てられ方など)という水で育てた結果咲く、花のようなものだ。」
という事です。
具体的に言うと瀬呂範太君がもし蜘蛛田糸男という名前だったら、生まれもった遺伝子が一緒でも、スパイダーマンのように肘から糸が出る個性になっていたのではないか?ただ、どんな育てられ方をしても身体が巨大化するみたいな全く違う個性にはならないだろう。という考え方です。
なんとなく分かりますか?
そしてもし常闇君が育てられた親には期待されていない鳥化を、子どもの時から期待していたのだとしたら、複雑な家庭環境が伺えるような気がします。
さて、少し強引な理論になってしまった気もしますが、納得していただけたでしょうか?
ヒロアカに関しては熟読しているわけではないので、検討違いな事を言っているかもしれません。ご容赦下さい。
ではまた、なにか思いついたらブログ書きます。ここまで長文読んでいただきましてありがとうございます。